スズキは、津田紘社長が二輪・特機技術本部長と購買本部長を兼務するなどの組織改正、役員の担当変更を1月1日付けで実施した。
今回の組織改正では、本部・統括部を見直し、役員担当をより明確化、責任体制を強化する。
津田社長が二輪・特機技術本部長と購買本部長を兼務して、トップ自らが陣頭して指揮に当たる。同社の二輪・特機事業は順調だが、ライバルのホンダやヤマハ発動機には大きく差を広げられている。また、原材料価格が高騰する中で、購買本部長として対応する。合わせて調達本部を購買本部とし、コスト削減を徹底するための機種別原価管理部を新設する。
また、国内外の生産工場を強化するため、生産本部に国内工場統括部、海外工場統括部とそれ支える生産技術統括部を置く。ものづくり技術の基盤を強化すため、金型センターを新設する。
四輪技術本部の商品企画・原価統括部、実験統括部を廃止し、商品、車体、パワートレイン、実験の担当別組織とする。二輪技術第一統括部、二輪技術第二統括部、二輪技術第三統括部を廃止し、大型二輪、小型二輪、ATV・特機の担当別組織とする。