【東京オートサロン06】ホンダ…ステップワゴンの狙いは、クルマ嫌い

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スポーティなエアロデザインといえなくはないが、同じく東京オートサロン2006に展示されるほかの2台(『シビック』や『エアウェイブ』)と比べると明らかに雰囲気の違う『ステップワゴン』モデューロコンセプト。

じつはターゲットは明確で、ミニバンを好む、クルマ好きではない今どきの若者。つや消しシャンパンのボディカラーも、液晶テレビの筐体のようなモダンな色使いだ。

「私たちがクルマに求めていたのは、『S2000』のようなスポーティな走りですよね。でも、これからの若者ユーザーは、クルマに求めるものが今までとは大きく違ってくるでしょう。生活の一部であり、日常の足、そして仲間とのコミュニケーションツールというのが、彼らが求めるクルマです」

「彼らは、できればクルマを運転したくないんです、単なる移動空間なのですから。このステップワゴンは、そんな彼らに対しての、運転をサポートするためのアイデアを提案しているんですよ」。開発に携わったホンダアクセス、デザインブロックの菊池武文さんはそう語る。

そんな「できれば運転したくないユーザー」に対しての注目アイテムが、カメラを駆使したサポートシステムである。フロントに3個、サイドにそれぞれ2個、リヤに3個、合計10個のカメラをクルマの周囲に装備(ドアミラー代わりのカメラを除く)し、センサーと組み合わせることで車庫入れなどをサポートしてくれるのだ。

「今まで、首を振って見ていたことをカメラがしてくれる」という、まさにゲームやバーチャルリアリティ世代向けともいえるアイデアである。

また、18インチのホイールはプロテクターとして樹脂製のカバーが付いていて、傷が付いたらカバーだけを交換できるようになっているのも、実用的なアイデアだ。

クルマ好きのためにドレスアップするのではなく、「できれば運転したくない人たち」のために運転をフォローするシステムを用意する。そんなステップワゴン・モデューロコンセプトは、アクセサリーの新しい方向性を予感させるコンセプトモデルだ。

《工藤貴宏》

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