【スズキ エブリィワゴン詳報】その2 軽自動車とは思えぬ充実した装備

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【スズキ エブリィワゴン詳報】その2 軽自動車とは思えぬ充実した装備
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フルモデルチェンジを行なった軽ワンボックスカーの『エブリィワゴン』には、軽自動車とは思えぬほどの充実した装備が用意されている。上級グレードとなるPZターボとPZターボスペシャルには、クラス初となる風向きまで自動にコントロールされるフルオートエアコンが標準装備される。

この程度なら、それほど驚くことはないかもしれないが、この2グレードには、Lサイズミニバンでも上級グレードにしか装備されないパワースライドドアが標準装備されているのだ。しかも、PZターボスペシャルは両側ドアに採用されており、そのうえ、子供やお年寄りの乗降性を考慮して、電動オートステップも装備されている。

エブリィワゴンのチーフエンジニア 浅井慶一さんは「電動スライドドアは贅沢な装備ではありますが、坂道にクルマを停めたときなどには、子供やお年寄りでも安全にドアの開け閉めができるというメリットもあります。このように安全面での効果も期待できるので、思い切って標準装備にしました。そのぶん、重量が重くなるとのご指摘もありますが、ボディは高張力鋼板を使い、軽量化しているので、それほど問題はないと思っています」とコメント。

確かに、オートスライドドアは贅沢な装備だが、リヤドアの開閉頻度は高く、毎日のように、その恩恵に預かることができる。ミニバンでは当たり前になってきた装備だけに、軽自動車にも展開されるのは歓迎すべきことだろう。このような頻繁に使う装備は、一度使うと手放せなくなってしまうものなので、ぜひ今後も継続的に採用してもらいたい。(つづく)

《岡島裕二》

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