スズキは、小型乗用車の『ソリオ』に福祉車両「昇降シート車」を設定し、5日から発売開始する。
昇降シート車はソリオの「1.3E」をベースに、簡単なスイッチ操作で助手席の昇降・スライド・回転が可能で、車いすからの乗り移りが楽に行える福祉車両だ。
助手席は電動で昇降・スライド・回転する昇降シートユニットを採用しており、利用者と介護者の負担を軽減した。快適で安心なドライブができる胸部固定用ベルト、左右アームレスト、専用フットレスト、フロントピラーアシストグリップを標準装備した。
また、折りたたみ式車いすを収納する際に、バンパーを保護する保護カバーと固定するのに便利なフックとベルトを標準装備した。また、車いすの積み降ろしに便利な車いす収納装置を、メーカーオプションとして設定した。
このほか、前列シートをベンチタイプからセパレートタイプに変更し、運転席にシートリフターとシートヒーター、電動格納リモコンドアミラー、スモークガラス(リヤサイド・リヤクォーター・バックドア)などを採用した。
価格はFFが138万2000円。