カロッツェリアのカーナビは「AV機能の充実」が自慢だが、もちろん7代目の楽ナビもその流れは継承している。
最大のトピックは、7代目楽ナビの発売に合わせ、ほぼ同時期にデビューする地上波デジタル放送チューナー『GEX-P7DTV』(税込み10万5000円)に対応。AVメニューの中に「地上デジタルTV」のアイコンが最初から用意されていることだ。バスで接続されるため、ナビ側からタッチパネルでチャンネル切り替えなどの操作ができる。
これまでの楽ナビには1基のDVDドライブしか搭載されず、DVDビデオ再生時にはあらかじめ地図データを本体内メモリーにコピーする必要があったが、7代目では「地図データはHDDから、映像コンテンツはDVDドライブから」と、機能がきちんと切り分けされたため、ディスクを入れ替えるような手間が無くなった。HDDサイバーナビとは異なり、5.1chサラウンド環境の構築には別売オプションが必要だが、50W×4chのアンプを内蔵しているため、通常はそれだけでも高い音質が堪能できる。
ミュージックサーバーには約2000曲の音楽ファイルをリッピングすることができる。本体内にタイトルデータが無い曲に関しては、通信を使ってCDDBにアクセスし、タイトルデータをダウンロードすることができる。
また、別売のアダプターを使ってiPodを接続した際、ナビの画面上から直接iPodのコントロールができる。もちろん漢字タイトルの表示に対応。操作系のインターフェイスはミュージックサーバーに準じており、切り替えたときにも違和感を与えないようになっている。