三菱ふそうトラック・バスは、『スーパーグレート』の制動装置に不具合があるとして、改善対策を届け出た。対象は00年1月から05年7月までに生産した6396台。
これらのクルマでは、フルエア式ブレーキ装着車の前輪用ブレーキチャンバーで、気密保持用シールを押さえるシールガイドの強度が不足しており、制動時の振動で破損するものがある。
このため破損したシールガイドの破片がエアバルブに噛み込み、使用を続けると、最悪の場合、制動時にエアバルブからエアが漏れ、運転者の予測より制動距離が長くなるおそれがある。