トヨタ、リサイクル法特定3物品の処理結果を公表

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トヨタ自動車は、2005年1月に施行された自動車リサイクル法に基づき、1月から3月までのASR・エアバッグ類・フロン類の特定3物品の再資源化等実績を公表した。

自動車リサイクル法では、自動車メーカーは特定3物品の引き取り、リサイクル・適正処理の義務を負う。

エアバッグ類及びフロン類については、業界共同で中間法人の自動車再資源化協力機構を設立、ASRについては、豊通リサイクルにASR再資源化事業部を新設し、全国で確実で効率的な特定3物品の引取・リサイクル体制を構築している。

この結果、トヨタの2005年1月−3月再資源化実績は、ASRが7万3088台(1万4562トン)を引き取り、7437トンを再資源化した。ASR再資源化率は51%で、05年度法定基準30%を達成した。

また、エアバッグ類は9883台(2万4991個)を引き取り、回収・処理または車上作動により再資源化を実施した。回収でのエアバッグ類の再資源化率は95%で、法定基準85%を達成した。さらに、フロン類は5万6283台(2万0052kg)を引き取り、適正に処理した。

特定3物品の再資源化等に要した費用総額は6億9945万円、資金管理法人から払い渡しを受けた預託金総額は5億9782万円、全体収支は1億0163万円の赤字だった。

トヨタは、今後も自動車リサイクルの着実な実践とさらなる効率化、高度化を推進し、持続可能な循環型社会構築へ貢献していくと、している。

《レスポンス編集部》

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