【神尾寿のアンプラグドWeek】W31S に見る、音楽ケータイ本格化の兆し

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●音楽ケータイの真打ち『W31S』

これまでケータイの音楽機能は、あくまで付加価値のひとつだった。しかし、今春、auから発売された『W31S』(ソニーエリクソン製)は、音楽プレーヤーの要素を前面に打ち出す音楽ケータイの真打ちだ。

まず、メモリースティック「DUO」に録音した音楽を聴くシリコンオーディオプレーヤーを筆頭に、FMラジオ、着うたフルなど、多様な音楽機能が搭載されている。まさに「音楽は全部入り」だ。

音楽機能の目玉となるシリコンオーディオプレーヤー機能では、付属のWindows用音楽管理ソフト「SonicStage Ver.3.0」にて音楽CDのリッピングを行い、メモリースティックDUOに転送する。

W31S側で対応する音楽圧縮技術は「ATRAC3/同plus」。しかし、SonicStage Ver.3.0でデータコンバートを行うことにより、MP3やWMA、WAVで録音した楽曲もW31Sで聴けるようになる。

なお、音楽管理ソフトで人気の高いアップルコンピューター製の「iTunes」が採用する音楽圧縮技術「AAC」や「アップルロスレス方式」には対応しない。

FMラジオ機能はauの「新FMライフスタイル」に準拠したもの。BREWアプリとして提供されるチューナーソフトを通じて、オンエア中の番組や音楽情報にアクセスできるほか、オンエア楽曲の着うたフル/着うたを簡単に探せる機能を持つ。

着うたフルは今やauの“顔”になったサービスであり、フルサイズの楽曲を簡単な操作と決済でダウンロード購入できる。音楽圧縮技術は「HE-AAC」(High Efficiency AAC)を採用し、ビットレートは48Kbps。一般的な音楽リッピング時のビットレートである128Kbps−198Kbpsと比べてれば低いが、モバイル環境で気軽に聴くには不満のない音質になっている。

これ以外にも、メールやウェブ閲覧時にも再生中の音楽が途切れない「BGM再生」を実現している。電話がかかってくると着信音に切り替わり、通話中は一時的に音楽が止まるが、通話が終われば自動的に中断していた音楽が再生される。これらは細かな点だが、音楽プレーヤーとして重要だ。

●キラーアプリケーション
●音楽ケータイの真打ち『W31S』
●音楽プレーヤーを意識したハードウェア
●国内外に広がる「音楽ケータイ」

《神尾寿》

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