【プジョー 407 日本発表】ライバルは欧州車から国産車まで

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【プジョー 407 日本発表】ライバルは欧州車から国産車まで
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プジョー・ジャポンが12日に発表した新型『407』(発売は6月11日)は、フランスではM2と呼ばれる、いわゆるミディアムハイクラスに属するモデルだ。

同クラスに分類されるライバルは、輸入車ではBMW『3シリーズ』、メルセデスベンツ『Cクラス』、アウディ『A4』など。日本ではトヨタ『ウィンダム』、ホンダ『インスパイア』、日産『ティアナ』などがある。

これらのライバルに対抗するため、407はきわめて戦略的な価格設定がなされている。税込み価格は普及版の「ST2.2」が360万円、中間グレードの「Sport2.2」が400万円、上位グレードの「Sport 3.0」「Executive 3.0」が430万円(4ドアセダン。SWはそれぞれ20万円高)。

全車最新のHDDナビゲーションシステム、9エアバッグ、クルーズコントロール、雨滴感知ワイパーなどの装備を満載。さらにST以外は電動レザーシート、シートヒーター、キセノンヘッドランプも標準装備されていることを考慮すると、価格的には直接のライバルである3シリーズ、A4より大幅に安く、ウィンダム、インスパイアといった国産FFミディアムハイと同水準である。

《井元康一郎》

井元康一郎

井元康一郎 鹿児島出身。大学卒業後、パイプオルガン奏者、高校教員、娯楽誌記者、経済誌記者などを経て独立。自動車、宇宙航空、電機、化学、映画、音楽、楽器などをフィールドに、取材・執筆活動を行っている。 著書に『プリウスvsインサイト』(小学館)、『レクサス─トヨタは世界的ブランドを打ち出せるのか』(プレジデント社)がある。

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