上海モーターショーの壇上に概念車を並べた長安汽車。フォードとの協力関係を強める一方で、自社ブランドの商品開発にも力を入れている。今回の上海ショーの目玉はSUVの概念車と市販前提のミニバンだった。『陸風風尚』は市販を前提とした参考出品モデル。全長4410mm×全幅1760mm×全高1630mmのサイズで3列シートのミニバンを成立させているが、室内に乗っていないため着座姿勢は不明。同社は昨年、提携先であるスズキの軽商用車『エブリィ』の設計をベースに3列シートの「微型旅客車(小型バス)」を発売したが、それに続くモデルとして来年以降に市販を狙っているようだ。『御風』はトヨタ『RAV-4』やホンダ『CR-V』などをライバルに想定したライトクロカンの概念車。下回りを覗き込んでみたが、実走行可能なランニングプロトタイプではなさそうだ。長安汽車は昨年の北京ショーでも概念車を発表しているが、今回の御風は現実味のある外観とパッケージングだ。「日本のデザイン会社が量産図面まで面倒を見ている」「いや、あれはイタリアの某カロッツェリアが関係している」などとウワサが飛んでいるが、真偽のほどは不明。
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