日本の自動車メーカーの中で中国ビジネスの先駆者と言えばスズキとダイハツ。80年代に両社は軽自動車の技術供与を開始した。その中で生産されモデルが中国の「大衆モータリゼーション」の基礎を作った。ダイハツが提携していた天津夏利(シャーリと読む。これは『シャレード』の現地名)は第一汽車に吸収され、ダイハツ・ブランドは『ダリオ』に名前を変えて現在に至る。スズキは民族系メーカーとの提携を続ける一方で、スズキ・ブランドの浸透に力を入れている。この背景には、資本参加していた長安汽車がフォードと急接近したため、GMグループの自動車メーカーであるスズキは長安汽車と距離を置くようになったという出来事がある。
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