三菱ふそうトラック・バスは『スーパーグレート』の緩衝装置に不具合があるとして、リコールを届け出た。対象は03年5月から05年3月までに生産した8041台。
これらのクルマのうち、4バック式空気ばね緩衝装置付車両の後車軸を車枠に固定するVロッドにおいて車軸との間のボールジョイント取り付けナットの締付け強度不足で、車両旋回時などの横荷重により、ナットが緩むものがある。
使用を続けると、ナットが脱落しVロッドと車軸が外れて操縦安定性が損なわれ、最悪の場合、車軸が横方向にずれて、タイヤ、ホイールなどとショックアブソーバが接触し、ショックアブソーバのオイルが漏れ引火して、火災に至るおそれがある。