気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。
2005年3月17日付
●05春闘、「満額」にも質の差 トヨタ最高額、ホンダ労組“自重”(読売・10面)
●改憲シフト日本経団連、タブー踏み込んだ 奥田会長旗振り役(朝日・12面)
●道路公団幹部、特定業者の特許指示、工事に使用各支社に59件が無届け(毎日・1面)
●ひと・日産自動車の新COOになる志賀俊之さん(毎日・2面)
●交通死者最少12人、2月都内、7年ぶり記録更新(産経・25面)
●OPEC最大100万バレル増産、NY原油最高値(日経・1面)
●独BMW 2008年に新型2車種発売(日経・9面)
●GM 1株利益が赤字転落(日経・9面)
●ニッポン放送株 トヨタが全株売却、フジのTOB期間終了で(日経・11面)
●60歳前後の再雇用年内にも具体案、トヨタ(日経・13面)
ひとくちコメント
ライブドアとフジテレビによるニッポン放送株争奪戦で、東京地裁は仮処分を不服とした同放送の保全異議申し立てを退けて、ライブドアの主張を認めた仮処分決定をしたが、こうした争奪戦のなか、中立の姿勢を示していたトヨタ自動車が、ニッポン放送の保有株すべてを売却していたことが明らかになった。きょうの日経が報じている。
記事によると、少数株主に株式が集中して同放送株が上場廃止になる公算があるとみて売却に踏み切った模様。フジテレビによる株式公開買い付け(TOB)期間が7日に終了し、フジ、ライブドアの双方に肩入れせず中立の立場で売却できると判断したためだという。
トヨタの保有株数は9万6000株(発行済み株式数の0.29%)。11日朝の東京証券取引所の時間外取引で売却、価格は6000円とみられるが、証券会社に委託して売却したため購入先は分からない、としている。