1月27日にビッグマイナーチェンジを行なった『フォレスター』。大幅に顔つきを変えたスタイリングに目が向いてしまうが、じつは足まわりにも大きな変更が加えられている。フォレスターの開発責任者である富士重工商品企画本部 井上清さんは「新しくなったフォレスターは、乗り心地は絶対に悪くしないという目標のもと、より走行安定性を高める改良を行ないました」「具体的にはフロントサスペンションはジオメトリーから見直しました。ダンパーもフロントにはリバウンドスプリングが内蔵されたタイプを採用しています。また、リヤクロスメンバーにはSTiバージョンで採用されたものを採用して、取り付け部の剛性を高めています。その結果、快適な乗り心地を維持しながら、高い次元で走行安定性を高めることができたと思っています」とコメント。実際に新しくなったフォレスターを走らせてみると、その違いは明確に体感できる。雪道の試乗コースは路面の凹凸が激しく、わだちなども多い。そんな荒れた路面からの入力も、改良されたサスペンションが柔らかく受け止めてくれる。しかもタイヤサイズを16インチから17インチにサイズアップしているのに。とくに細かい突き上げ感が出た、軽い入力に対しては上手く吸収してくれるようになった。また、ハンドリングに関してもリヤの剛性が上がったことで、だいぶシャキッとした印象が強まっている。SUVとしては多少ステアリングセンター付近の味付けがシャープなので、わずかな操作でもクルマが反応してしまうこともあるが、ハンドリングの追従性は増している。雪道のコースではクルマの挙動が乱れてからの修正は、ボディやサスペンションの剛性がポイントとなるが、新しいフォレスターに関しては改良された箇所がキッチリと仕事をしてくれているようだった。(つづく)
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