2005年のインディカー・シリーズにフル参戦する日本人ドライバーは2人。昨年ルーキーオブザイヤーを獲得した松浦孝亮と、参戦3年目となるロジャー安川だ。 ホンダ・パノスGフォースのパッケージで、スーパー・アグリ・フェルナンデス・レーシングからエントリーする松浦孝亮は、今年はオーナーでもありチームメイトだったエイドリアン・フェルナンデス不在の1台体制だ。孤軍奮闘、 オープンテストでも順調にタイムを伸ばした松浦だが、初戦マイアミでは予選15位。決勝レースでは、スタートから積極的なドライビングで終盤には上位争いに加わるまでにポジションを上げていたが、最後のピットストップも終えた大詰めの158周のリスタートで、3ワイドの外側でダストに乗りスピン。結果として7台が絡むアクシデントとなり、リタイアでレースを終えた。 一方のロジャー安川は、エンジンをシボレーからホンダへとスイッチしたドレイヤー&レインボルド・レーシングへ移籍。今季は初めてのチームで、共に一からマシンセッティングを始めるというチャレンジのシーズンだ。オープンテストでもなかなか本格的な走行が出来ずにいたが、初戦の予選で10位の記録。「オープンテストのときはみんなになめられていた感があったが、初戦でトップチームと互角に戦える事を見せる事ができた」と意地をみせた。決勝レースでも、安定してポジションを守り、終盤に勝負を持ち込んだが、多重クラッシュに巻き込まれてリタイア。 日本勢はそろって、上位争いに加わるパフォーマンスをみせながら、初戦はアクシデントで完走ならずの結果となった。 松浦孝亮のコメント:「マシンのバランスも良く、トップ3でフィニッシュできたレースだった。リスタートのサイドバイサイドでの順位争いの最中、路面のダストに乗り滑ってしまった。アクシデントの引きがねになってしまった感もあるが、大詰めの勝負の場で引くことはできなかった。」ロジャー安川のコメント:「今日はマシンも安定しており、トップ5が狙えると思っていたが、前方でスピンしたハータのマシンをよけることができず、リタイアとなってしまった。結果は残念だが、実戦での手応えを得て、チームのモチベーションも上がった」
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