自動車各社が1日発表した2月の米国新車販売実績によると、トヨタ自動車と日産自動車が2月としては過去最高を達成するなど日本車の好調が目立った。
反面、米ビッグスリーではGM(ゼネラルモーターズ)が前年同月比12.4%の大幅マイナスとなり、明暗を分けた。
2月の総販売台数は1.9%減の約125万4000台となり、3カ月ぶりのマイナス。このうちトヨタは11.1%増の16万3059台、日産は10.1%増の8万2412台と、大きく伸ばした。ただ、ホンダは乗用車が振るわず7.2%減の9万8130台にとどまった。
米国勢ではダイムラークライスラーのクライスラー部門が7.5%増と好調を維持したものの、フォードモーターは2.9%のマイナスとなった。
GMとフォードは同日、4−6月期の北米生産を前年同期よりGMが10.0%、フォードが1.2%少ない計画とすることを発表した。3四半期連続で生産を抑制、在庫調整を進める。