トヨタ自動車のモータースポーツを担当する服部哲夫専務は28日、落成式典を行った富士スピードウェイで記者団と懇談し、F1の開催について「モータースポーツをやる者としては、当然ここでやりたいなと思う」と述べ、誘致に意欲を示した。
地元関係者やメディアを招いた式典では、トヨタの豊田章一郎名誉会長が「F1参戦は4年目を迎えた。世界でのレースが始まろうとしているが、(サーキット運営はレースへの)勉強にもなる」と挨拶、富士スピードウェイとレース活動の相乗効果に期待を表明した。
F1の日本グランプリについては2006年まで鈴鹿サーキットでの開催が決まっているが、富士スピードウェイもF1開催ができるFIAの「グレード1」のコース認定を獲得している。このため、今後はホンダとトヨタの間で日本開催権をめぐる攻防も活発となりそう。
服部専務は「現状では何も決まっていない」としたうえで、「まずは(F1開催に)ふさわしい運営の実力をつけたい」と述べた。

 
    

 
           
          
 
           
           
           
           
           
           
           
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