ダイムラークライスラーは、氷点下での燃料電池車の日常走行テストを開始したと発表した。氷点下で始動する燃料電池車は現在、ホンダだけ。
試験はデトロイトで開始した。寒冷地でも走行できる機能を備えた燃料電池車のメルセデスベンツ『AクラスF-Cell』とダッジ『スプリンター』でテストしている。
燃料電池車は、水素と酸素を化学反応させて抽出される電力を動力源に活用した環境自動車だが、水素と酸素を化学反応させると水となり、氷点下では水が凍結するため、これが障害となって氷点下で機能しなくなる。
氷点下での燃料電池の機能はホンダが成功し、1月に北海道庁に燃料電池車をリース販売している。