【オペル アストラワゴン 新型発表】積載性はさすが欧州車

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20日に発表された新型オペル『アストラワゴン』。ワゴンだけあってラゲッジの容量と積載性が気になるが、新型アストラワゴンのラゲッジは予想以上のデキに仕上がっていた。

ラゲッジフロアは地上から590mmと低く、当然フラット。特筆できるのはサスペンションの張り出しがとても小さく、その張り出しに沿ってフロアが長方形に形成されているので、箱物から、かさばるものまで、収まりやすい造りになっている点。

そのラゲッジ容量はリアシートを使用した状態で500リットルを誇り、リアシートを畳んでルーフまで使った最大時には1590リットルを実現している。

また、『ベクトラワゴン』でも採用されている、「フレックスオーガナイザーシステム」をさらに進化させ、オプション設定している。このシステムは、ラゲッジサイドの壁面のレールを使い、様々な間仕切りを設けて、荷物の大きさに応じてラゲッジをフレキシブルにアレンジすることができるものだ。

さらにリヤシートはベースグレードの「CD」では6:4分割となるが、その他のグレードでは4:2:4分割の、細かいアレンジができるようになった。さらにスポーツシートを装備する「2.0Turbo Sport」以外は、助手席バックレストが前方に可倒できるようになり、2.7mまでの長尺物の積載も可能となった。

リアシートは5ドアハッチバックに比べて着座位置が高く、膝元も広くなっているので、くつろげる体勢を取ることができるようになっている。また、2.0Turbo Sport以外には前席のシートバックに、後席用の折り畳み小テーブルが装備されているので、後席の快適性はさらに高められている。

アストラワゴンのラゲッジの形状や積載性には、さすが欧州車と思わせてくれる実利の高いポイントが数多く見られる。そして、その上で助手席の前方可倒といった国産車に匹敵する細かいシートアレンジも取り入れられている。アストラワゴンはラゲッジを有効に使いたいと思うワゴニストに、おすすめできるワゴンだ。

《岡島裕二》

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