2004年のLAオートショー(ロサンゼルスモーターショー)でデビューし、「国産のスーパーカー」として注目を集めたフォード『GT』がリコール対象となった。原因はサスペンションのコンポーネントに欠陥があり、ひびが入る恐れがあること。
GTはフォード創業100周年を記念して作られたクルマで、現在までに448台が生産されている。このうちユーザーの手に渡っているのは111台と少数だが、フォードが記念碑として作ったクルマだけに、今回のリコールは思わぬ痛手となりそう。
GTは550HP、最高速度205マイル/h=330km/hで、価格は13万9990ドル=1450万円。「ポルシェ『カレラGT』の3分の1の価格で同等のパフォーマンス」というのがうたい文句だった。