技術で比較するのは難しくて、このご時世、どんなクルマもハード的にはいいクルマなワケで。こうなると判断する要素は、理性が問題になってくると思います。テクノロジーが理性にどう訴えかけてくれるか? がカギなのではないでしょうか。
たとえ手探りでドイツ車を味付けのベンチマークにするとしても、自動車メーカーオリジナルの技術を総動員しながら、乗る人に感覚をフィードバックするには理性をトレースしていくのが必要だと思います。
それは、たとえば、コーナリングスピードが速い遅いという感覚を突き詰めていくのではなく、感覚性能の次の領域の部分にスポットを当てて、それを具現化したところを高く評価して、『レジェンド』に10点を入れました。(談)