【東京モーターショー04】ダイハツ FRCはツールメーカーが似合う

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ダイハツは東京モーターショーに2台の軽カーゴを参考出品させている。一台はFRがベースの『FRC』(Reformed Compact Cargo)だ。FFベースの『FFC』がやさしいフロントマスクを持つ、女性的なデザインを採用してきたのに対し、FRCは直線基調の男性的なデザインを採用している。

エンジンはシートの下にすっぽりと納まっており、ちょうどシートの上に座っているようなレイアウトになる。このあたりの割り切りのよさも男性的な考え方だ。そのために室内長を思い切り稼ぐことができるので、長尺物の積載性には優れている。

FRCのラゲッジ回りのデザインは、スナップオンなどのツールメーカーが、サービスカーに使用している、デリバリーバンを小型化したようなスタイル。そのためか、工具メーカーのツナギを着た来場者が熱心にFRCに見入っている姿が印象的だった。直線基調のデザインは、コマーシャルバンとしても映えるエクステリアだろう。

ボディパネルなどはカーボンで製作されており、コンセプトカーの域を脱していないクルマだが、パッケージングには遊び心があふれており、覗いてみる価値のあるクルマだ。

東京モーターショーは一般公開3日から7日まで、千葉・幕張メッセにおいて開催中。

《岡島裕二》

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