リコール隠しで揺れる三菱ふそうトラック・バスは、『ふそうコンセプト』など車両展示が3台の参考出品車のみとなった。品質対応へのパネル展示を行うなど、自粛と反省が前面に出た展示だ。
ヴィルフリート・ポート社長のプレスブリーフィングも「お客様や社会に多大な迷惑をかけた」との陳謝から始まった。そのうえで、「高いレベルの倫理基準に則ったオープンで透明な企業」を目指すと再出発への決意を述べた。
技術展示では開発中の新長期規制対応のディーゼルターボエンジンを2基出品。このうち大型トラック向けの「6M70T」には、日産ディーゼル工業も実用化している尿素SCRシステムを搭載している。