4WDスポーツサルーンを標榜する新型ホンダ『レジェンド』(7日発表・発売)のフォルムは、FFミッドシップを売りにしていた旧型から劇的な変化を遂げた。
ボディサイズは全長4930(−65)mm×全幅1845(+25)mm×全高1455(+20)mm、ホイールベースは2800(−110)mm(カッコ内は旧型比)。
旧型はフロントオーバーハングが短く、前輪からAピラーまでの距離が長いFR車的なプロポーションだったが、新型では一転、Aピラーが前タイヤハウスの後端にかかる、キャビンフォワードの流れるようなフォルムが与えられた。
エンジン縦置きによるFFミッドシップ(エンジン重心を前車軸の後方に置く方式)の影響で無駄に長かったホイールベースも大幅に短縮され、前後オーバーハングとホイールベースの分割比はFFベースの4WDモデルとしてきわめて自然なものとなった。
一方、ドライバーの着座位置はFFベースのモデルのなかではホイールベース中央にかなり近く、新型レジェンドが運転を積極的に楽しむドライバーズサルーンであることを主張している。