コンパクトな2ボックス形状の『1シリーズ』(21日発表)は、事実上『3シリーズti』の後継とみられる。しかし、国内では3シリーズtiに用意されていたマニュアル・トランスミッション車の導入予定はないという。
1シリーズのラインナップは1.6リットルエンジンの「116i」、2.0リットルの「118i」、「120i」の3タイプ。いずれも『5シリーズ』と同じメカニズムを持ち、1シリーズ用に変速タイミングなどがチューニングされた6速ATが搭載される。
しかし、海外では116iには5速MT、118i、120iに6速MTも用意されているが、国内にはMT仕様がないのだ。
BMWジャパン広報室の杉本雅則氏によれば、「現時点では国内導入予定はない」ということで、しばらくは1シリーズのMT仕様は正規輸入はされない。このクラスで唯一のFRレイアウトを持つ「1シリーズ」をMTで軽快に走らせてみたいという日本のユーザーには残念なことだ。
なお、3シリーズtiもしばらくは1シリーズと併売の予定で、生産も続けられる。