ビッグ3の中でも際立ってリコール件数の多いフォードが、またまた大量リコールに直面している。今回は実現すればライトトラック、SUVなど400万台規模のリコールに発展する可能性がある。
問題とされているのは、ドアラッチの不良。1997年から2000年の間に製造されたライトトラックなどで、ベストセラーの『F150』やフォード『エクスペディション』、リンカーン『ナビゲーター』、『ブラックウッド』などが対象。
ラッチのスプリングが製造基準を満たしておらず、事故の際にドアが衝撃で開く、などの恐れがある。
デトロイトニュースによると、すでにこの件に関してアメリカ国内の3つの州とカナダのオンタリオ州でフォードを相手取っての裁判が起こされているという。
これに対し、フォードでは「ラッチは正常に作動している」と反論しているが、NHTSA(道路交通安全局)でも調査を開始。もし不具合が発見されれば大量リコールとなる。