気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。
2004年9月15日付
●三菱自動車、29日に臨時株主総会(読売・10面)
●解説・高速1割値下げ、道路公団民営化へ第一歩(読売・16面)
●トヨタ、BMWがリコール(読売・37面)
●ハーレーが新車続々、「2人で高速」用(朝日・13面)
●トヨタ、中国でもプリウス生産、来年にも開始。第一汽車と組む(日経・1、13面)
ひとくちコメント
国内をはじめ米国でも大人気で、納車に数カ月待ちは当たりという環境に優しいトヨタ自動車のハイブリッド車『プリウス』。きょうの日経によると、中国でも海外初の現地生産を開始するという。
プリウスを生産するのは第一汽車傘下の長春一汽豊越汽車で、05年にも年間数千台規模で生産を開始する。バッテリー、モーターなどハイブリッド車の基幹部品をすべて日本から輸出し、現地で組み立てるノックダウン方式を取り入れる計画。
中国市場におけるクルマの保有台数は急増加しており、環境汚染が懸念されているが、トヨタは自慢の「エコカー」を投入することで、シェア拡大を狙うようだ。
また、「究極のエコカー」と呼ばれている燃料電池車は量産化になお時間を要する。トヨタが中国でも現地生産を決めたことで、当面、世界の自動車市場はハイブリッド車が主流になるとみられる。