トヨタの第2四半期決算は営業減益、販売は堅調もコスト増が影響…通気見通しは上方修正

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トヨタ自動車は11月5日、2026年3月期第2四半期(2025年4~9月期)の連結決算を発表した。


営業収益は24兆6307億5300万円(前年同期比5.8%増)と増収となったが、営業利益は2兆0056億9200万円(18.6%減)と減益だった。親会社の所有者に帰属する中間利益も1兆7734億2600万円(7.0%減)となった。

●連結販売台数は478万3000台で増加

同期間の世界販売台数は478万3000台で、前年同期比5.0%増。日本では97万台(前年同期比3.3%増)、海外では381万3000台(5.4%増)と、いずれも堅調に推移した。近健太執行役員CFOは「世界中のお客様からの強い需要に支えられ、日本や北米を中心に販売台数が増加した」と説明する。

また電動車比率は、北米・中国など各地域で好調なHEVを中心に増加し、46.9%となった。

営業利益の増減要因としては、営業面での努力によるプラス効果が6450億円あったいっぽう、為替変動の影響でマイナス3900億円、諸経費増減の影響でマイナス1兆0750億円となった。


《高木啓》

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