2日に行われた日産『ムラーノ』の発表会では、今年秋から冬に掛けて発表される予定の新型車5車種が同時に発表された。また、これらのクルマに搭載されるであろう新技術についても一部その概要が公表され、そこにはカーウイングス対応の新型カーナビも展示されていた。
「どのクルマに装着するのかは、今の段階ではお話できません」と説明員は語っていたが、それは誰がどう見ても『フーガ』用と思われるコンソールをもっていた。
特徴的なのは、BMWの「iDrive」、ホンダの「プログレッシブコマンダー」と同様に回転系のコントロールユニット「マルチファンクションスイッチ」を備えたこと。前者と大きく異なるのは、中央部に上下左右の方向キーと決定ボタンを備えていることだ。
BMWとホンダのシステムは、回転系のコントロール、上下左右(もしくは斜め)の操作をひとつのコントローラーが兼用していた。しかし、日産が新たに開発したものは回転系と方向操作を明確に区別する新タイプとなる。