ホンダは、国土交通省に『アコード』と『アコードワゴン』に不具合があったとしてリコール(回収・無料修理)を届け出た。対象となるのは2002年10月から2004年6月まで生産した3万1102台。
これらのクルマでは、高輝度放電灯式前照灯の左側ヘッドランプハウジングにレンズを組み付ける組立治具の寸法が不適切なため、ヘッドランプ組立後にレンズとハウジングのシール位置がずれて、ヘッドライトの点灯・消灯を繰り返し行うとシール部が部分的にはがれ、雨天走行時にランプ内に水が浸入するものがある。
このため、最悪の場合、電圧制御回路がショートして前照灯が点灯しなくなるおそれがある。
また、これらの車両では、トランク内に取り付けている電気配線の保護法法が不適切なため、トランクリッドの開閉を繰り返しで、電気配線の保護テーピングが損傷し、番号灯や後退灯、尾灯が点灯しなくなるおそれがある。