あくまで「4シーターオープンカー」としての要件を満たそうとしたこだわりの一つに、トランクスペースの工夫がある。
ソフトトップを閉ざした状態でトランク内の2本のレバーを回すと、ラッチ・ファスナーと呼ばれるトップ後部が上方へ開いてロック、さらにトランクリッドが下に開く(下ヒンジ)ので開口部が大きくなり、トランクへの荷物の積み下ろしが簡単になるという。
トランクリッドは耐荷重80kgまでOK。荷物が積みきれない場合は、倒したトランクリッドから荷物がはみ出なければ、道交法上この状態でも走行可能だという(でもナンバーが見えないのでおまわりさんに止められるかも?)。
素人考えでは「車体補強のために、ソフトトップ部分は固定式でもいいのでは」「MINIユーザーならそんなに物を載せないのでは」とも思えたのだが、やはり臨時にでも積めると積めないでは大きな違いかもれない。
MINIユーザーの裾野を広げるために、他の4シーターオープン同様の使い勝手を与えたのだろう。