【D視点】新型アウディA6…グリルを通して期待が見える

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★五輪の世界記録、フォーシルバーリングスの世界記録

アテネでオリンピックが開催され、世界がスポーツの祭典に沸き立つ。オリンピックシンボルの5つの輪は世界5大陸が手をつないでいることを表している。

アウディの4つの輪、フォーシルバーリングス・マークはDKW、ホルヒ、バンダラーそして旧アウディの4社でアウトユニオン社を結成したときに制定され、現アウディの礎を示しているが、オリンピックにあやかって注目されるかもしれない。

グランプリーレースを支配したV16エンジン、世界に先駆けた風洞実験、人類史上初の公道で400Km/hオーバーの記録等々、アウディの世界記録もなかなかのものだ。世界ラリー選手権ではフルタイム4WDがいまや常識だが、これもアウディの「クワトロ」が元祖であり、先端技術がアウディの個性といえる。

その意味で、優れた技術を引き立てるような、控えめだが凛とした美しいデザインの先代A6をユーザーが支持したのは納得がいくし、第三者にはA6ユーザーのセンスの良さを感じさせた。

新型A6の巨大なフロントグリルは多量のエアの流入を予感させ、強力なエンジンを冷却するのに適していそうだ。アメリカの大型トラックと同じように、その姿はたくましい。

しかし決して先端技術をイメージさせない。世界に先駆け風洞実験をした目的の一つは空気抵抗係数(CD)の向上にあるはずだが、このような大口は百害あって一利なしだろう。アウディ独自の先端技術志向をデザイン表現で引き立て、個性に磨きをかけることが、自動車産業の正しい道を指し示すことになると思うのだが。

新型A6のフロントデザインが存在感という点で競合他社に負けないための方策であったとしても、そしてアウディファンでなくとも、この違和感を解消することは難しいだろう。

★A6のルーツはTTにあり
★新型はフェイスリスト?
★かけがえのない地球を“コンボイ”で爆走
★五輪の世界記録、フォーシルバーリングスの世界記録

《松井孝晏》

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