【マツダ ベリーサ試乗】その2…静粛性の高いコンパクトカー

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【マツダ ベリーサ試乗】その2…静粛性の高いコンパクトカー
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マツダの新型コンパクトカー、『ベリーサ』はひとクラス上の上質なコンパクトカーをコンセプトに作られただけあり、静粛性に関してもこだわって作られている。ドアシールを2重にしたり、ガラスの板厚を厚くするなどコンパクトカーとは思えぬ工夫が随所に織り込まれている。

クルマに乗り込んで最初に感じるのが遮音性の高さ。ドアを閉めた瞬間に外界と遮断されるかのような静かな室内が生まれる。エンジンをかけても振動やノイズは上手くカットされており、室内は静かな状態が保たれている。

エンジンはデミオにも採用されている1.5リッターの1種類で、1.3リッターはラインナップされていない。そのぶん、エンジンパワーにも比較的余裕があり、主に使われる低中速域では高い静粛性を確保している。

さすがに高回転まで回したときにはエンジンノイズが車内に侵入してはくるが、耳障りな音にならぬように、最適箇所に置かれた吸音材で的確にチューニングされている。ドアミラーの形状までも風切り音の少ない、空力を意識した形状が採用されているために、高速走行時にも風切り音は気になることはなかった。

上質を語るうえで静粛性はキーポイントのひとつ。『ベリーサ』に関してはコンパクトカークラスでは輸入車を含めて、トップレベルの静粛性を持ったクルマといえるだろう。(つづく)

《岡島裕二》

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