ホンダは、2004年度第1四半期連結決算を発表した。
それによると二輪、四輪、汎用事業のすべてで、国内、海外の販売が増加し、売上高が前年同期比3.2%増の2兆731億円、営業利益が同0.3%増の1599億円となって増収増益となった。売上高は第1四半期として過去最高を更新した。
売上台数は、二輪、四輪、汎用事業で第1四半期として過去最高を更新した。四輪車は同9.0%増の77万2000台だった。国内は『オデッセイ』や『ライフ』、『エリシオン』の販売が好調で、『フィット』のマイナスがあったものの同0.7%減の15万4000台だった。
米国は微増だったが、カナダのマイナスで、北米は同1.5%減の39万1000台だった。欧州は『アコードディーゼル』や『シビック』、『ジャズ』の販売が好調で同17.9%増の6万6000台、アジアは主に中国が好調だったほか、インドネシア、タイ、などが好調で同54.4%増の12万2000台だった。
このほか、アジアの二輪車や北米のATVの販売が好調だった。
営業利益は為替によるマイナスの影響が419億円あったものの、販売増による利益の増加、コストダウンで同0.3%増の1599億円だった。税引前利益は同17.6%増の1740億円と第1四半期として過去最高。当期純利益も同12.2%増の1142億円と過去最高になった。