【新聞ウォッチ】三菱ふそう、山口の事故でポート社長の“代役”が土下座

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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2004年5月24日付

●社説・三菱自動車「信頼の回復なしに展望は開けぬ」(読売・3面)

●クラッチ欠陥、三菱ふそう、副社長ら遺族宅で謝罪、妻「なぜ放置した」線香拒否(読売・35面)

●BARホンダバトンが2位、F1モナコGP(毎日・19面)

●自動車4000台積載、運搬船が沈没、シンガポール沖(産経・30面)

●トヨタ、中国で高級車網「レクサス」成長市場狙う(日経・1面)

ひとくちコメント

三菱自動車製トラックのシャフトが脱落し、ブレーキが利かなくなり男性運転手が死亡した事故で、三菱ふそうトラック・バスの藤井徹男副社長ら幹部3人が運転手の自宅(鹿児島県国分市)を訪れ、遺族に謝罪した。きょうの各紙が社会面で報じている。

22日夜、拉致家族の子どもたちが北朝鮮から帰国したばかりであって、三菱関連の記事は紙面の片隅での掲載だったが、毎日だけは、藤井副社長らが土下座姿で遺族に謝罪しているシーンの写真を取り上げている。

ただ、和室にある仏壇はついたてで隠され、運転手の妻は「社長に来てもらいたかった」と語り、藤井副社長らが申し出た焼香を拒否したという。

なぜ、社長ではなく副社長だったのか。この前の横浜の脱輪事故の遺族に対しては、ポート社長が謝罪に訪れている。それだけに、誠意が伝わらず差別待遇を受けた気持ちになった遺族は納得できなかったのだろう。

《福田俊之》

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