ホンダ『エリシオン』(13日発表)のインパネは、中央の液晶モニターのカバーと一体化した大きなメーターフードが目を引くものの、メーターを奥にレイアウトしたために威圧感のないことが特徴。
「視界を妨げず、リラックスして運転できます」とインテリアデザインをまとめた森康太郎研究員。木目調パネルが大胆にあしらわれて上向き面まで回りこんでいるが、ガラスが寝ているので、映り込みは心配ない」とのこと。
おもしろいのは、インパネ中央のエアコンの吹出し口に温度調節のスイッチが設けられていること。左右独立で温度調節できるエアコンは珍しい装備ではないが、吹出し口にスイッチを設けたのは「助手席に座った人が、気兼ねなく使えるようにするためです」と森さん。助手席に座った人は、センタークラスターにあるスイッチの操作は躊躇してしまうケースが多いのだとか。
そのセンタークラスターにはオデッセイと同様に、カーナビ操作用のコマンドダイヤルがある。造形は車格に合わせて大型化されているものの、操作ロジックはオデッセイのものとまったく同一だという。