京王電鉄バスと神姫バスは12日、携帯電話キャリアのNTTドコモ関西や、料金収納代行サービスのウェルネットと共同で、携帯電話に配信される二次元バーコードが、都市間高速バスの乗車券の代わりとなる実証実験を同日から開始した。
両社が運行する新宿−神戸・姫路間の夜行バスで6カ月間に渡って実施される予定だ。
これはバス会社2社と、携帯電話会社、料金収納代行サービス会社が共同で実施するもので、従来の紙製乗車券を携帯電話の画面によって代替するというもの。
(1)都市間高速バスの利用者は、高速バス予約用のWebサイトである「ハイウェイバス・ドットコム」にパソコンか携帯電話でアクセスし、バスの座席を予約する。
(2)その後、コンビニエンスストア(ローソン、ファミリーマート)の店頭に設置された情報端末経由か、料金収納代行サービスの「Pay-easy」(ペイジー)を使用して運賃相当額を支払う。
(3)携帯電話の画面に乗車券(チケット)の代わりとなる二次元バーコードが配信されてくる。これをバス乗車の際にリーダーに読み取らせれば、それがチケットとして機能する。
使用する携帯電話はドコモだけではなく、auやボーダフォンでも一部機種を除いて対応する。今月12日からの6カ月間、新宿(東京)と神戸・姫路を結ぶ夜行の都市間高速バスにおいて実証実験が進められ、その結果を見て他の路線にも導入されるという。
同様のサービスは一部の航空会社がすでに実施しているが、都市間高速バスへの導入は今回が初めて。