実はもっと低かった! 制限高さ1.7mの低いガード…京王線・笹塚~代田橋

京王線・笹塚~代田橋、笹塚第5架道橋
  • 京王線・笹塚~代田橋、笹塚第5架道橋
  • 京王線・笹塚~代田橋、笹塚第5架道橋
  • 京王線・笹塚~代田橋、笹塚第5架道橋
  • レクサスUXの車高は1540mm
  • トヨタ・プロボックスの車高は1525~1530mm
  • 京王線・笹塚~代田橋、笹塚第4架道橋
  • 京王線・笹塚~代田橋、笹塚第4架道橋

制限高さ1.7mの表示はあるが、実際の桁下高さはそこまでないだろう。「低いガード」連載の発端となった京王線、笹塚駅と代田橋のほぼ中間、東京都渋谷区笹塚1丁目にある「笹塚第5架道橋」も低い。

現地に立ってみて、実際のところ1m68cmぐらいか。自分の車の車高を1.7mと正確に覚えていて進入すると、残念ながらルーフを擦る。こういうところでの誤差は、余裕のあるほうへ振ってほしい。舗装の打ち直しでクリアランスが減ったかのかも知れない。ただ、交通量は少なく、実際の高さを理解している近所の住人しか通らないのだろう。

先日新型が先行発表されたトヨタ『RAV4』の従来型の車高が1685~1690mm、同じSUVのマツダ『CX-5』が1690mm、コンパクトミニバンのトヨタ『シエンタ』が1695~1715mm、軽自動車のスズキ『ハスラー』が1680mmとなっており、うっかり進入すると板金、塗装が必要になる。

アプローチは、甲州街道と環状7号が交わる大原交差点が目標。交差点から環七内回りを南下、すぐ最初の路地を左折、突き当たった丁字路を右折したところが問題のガードだ。北から南へ抜けたら最初の角を左折(一方通行)、中野通り方面へ向かう。または、大原交差点から環七内回りを南下して、京王線をいったん通り過ぎてから最初の角を左折、また最初の角を左折すると到達する。こんどは南から北へ抜けて、道なりに進むと甲州街道下り線に出る。

付近は道幅の狭い住宅地なので、車を降りてガードを観察するならば駐車する場所には気をつけたい。北側にはタクシー会社の車庫出入口があり、南側は車1台分の幅の路地だ。徒歩でのアクセスは、直線距離だと代田橋駅が近そうだが、笹塚駅南口からが行きやすい。

トヨタ・プロボックスの車高は1525~1530mmトヨタ・プロボックスの車高は1525~1530mm

笹塚第5架道橋からひとつ笹塚駅寄りの笹塚第4架道橋も、制限高さ1.7mの表示があるが、実際はそれ以下だ。こちらは歩行者用通路になっており、北口と南口とで桁下高さが異なる。身長170cm(1.7m)の人は、北口では若干の余裕を持って通行できるが、南口では首を傾けるか腰をかがめなければならない。

どちらの架道橋(ガード)も、高架の笹塚駅と地平の代田橋駅との間の勾配区間にある。もとの地形とも相まって桁下高さをこれ以上確保できなかったのだろう。京王線では笹塚駅~仙川駅間連続立体交差事業が進行しており、代田橋駅が高架になれば低いガードは改良されるはずだ。工事の進捗によっては通行止めも予想されるので、低いガードを体験したい方はお早めにどうぞ。



こちらも低い
まだある! 低いガード…制限高さ2.0m、京王線・幡ヶ谷~笹塚
https://response.jp/article/2025/03/24/393570.html
《高木啓》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

教えて!はじめてEV

特集