気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。
2004年4月20日付
●三菱自動車4500人削減、国内は1000人超、三菱ふそう会長に堀氏(読売・2面)
●元気な名古屋経済(1)/トヨタ自動車張冨士夫社長、長期重視は不変、万博技術的アピールの場に(読売・8面)
●「影武者出頭」警察見抜けず、速度違反の罰金刑双子弟が再審無罪(朝日・39面)
●三菱大型車タイヤ脱落、危険度を格下げ、94年「整備不良」判断以降(毎日・30面)
●「トラック装飾板」待った。死傷事故受け国交省が禁止検討(毎日・30面)
●財政運営に企業トップの知恵、財務省の参与会議初会合、メンバーに張冨士夫・トヨタ社長ら(産経・8面)
●財務省課長、トヨタ転身か(産経・11面)
●「イラク混迷で石油高騰」悪質な先物取引急増/国民生活センター調査(産経・31面)
●夏時間で交通事故減らし? 交通量ピーク暗くなる前に(東京・3面)
●日産が新型8車種、100万台増販計画、国内てこ入れ、「サニー」など廃止も(日経・1面)
●三菱自動車再建、モデルは日産、ダイムラー、支援を決定、再建資金、総額7000億円、V字回復には課題(日経・11面)
ひとくちコメント
日産自動車が今年度から来年度上期にかけて、SUV(多目的スポーツ車)などで従来計画より2車種多い計8車種を新たに発売し、国内販売をテコ入れするという。きょうの日経が1面トップで報じている。
日産は、26日に都内ホテルでカルロス・ゴーン社長が「日産180」の進捗状況を発表するが、世界販売を2001年度比で100万台増やす当初計画を達成させるには、低迷を続ける国内販売が最大のネック。
『サニー』など3車種は名称を廃止する方向で検討を始めたというが、国内市場はハイブリッド車などのエコカーがトレンディ。トヨタなどから最先端の技術を譲り受けるとはいえ、名称変更やスタイリング重視の新型車追加投入がユーザーにどこまで受け入れられるか……。