【新聞ウォッチ】三菱ふそう宇佐美会長辞任と“Xデー”

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気になるニュース・気になる内幕——今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版) から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2004年4月19日付

●ベントレー、注文高級車新型お目見え(読売・8面)

●三菱自「リコール隠し」発覚後もクレーム軽視・放置、後輪ハブ「危険高くない」(読売・39面)

●ソルベルグ今季初勝利、ラリーNZ(毎日・16面)

ひとくちコメント

大型車のタイヤ脱落によるリコール問題で揺れる三菱ふそうトラック・バスの宇佐美隆会長が16日付で突如退任した。17日付の各紙朝刊が報じているが、宇佐美氏は記者会見を行わず「お客様や関係者に多大なご迷惑とご心配をおかけし、改めて深くおわび申しあげます」というコメントを残している。

一方、脱落事故で死亡した遺族が会見し、宇佐美会長の辞任について「責任をとってから辞めるべきだ。逃げ出したとしか思えない」などと批判したという。

宇佐美氏の父親は旧三菱銀行頭取で日銀総裁を務めた経済界の重鎮。三菱グループには縁故で入社するケースも多いが、宇佐美氏も毛並みの良さは抜群。三菱自動車ではトラック・バスの開発部門を中心に歩んでおり、今回のタイヤ脱落問題絡みのキーマンの1人。

“引責辞任”したとはいえ、今後の捜査の過程では目下、「GW前後にはXデーもあり得る」などとの噂さもささやかれている。

《福田俊之》

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