【パナソニック・ストラーダ『DS100』緊急取材】ポータブル機の広いユーザーに多色展開

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カーナビ市場全体における「ポータブル機のシェア」というのは非常に高く、昨年は約115万台を販売したとされるカーナビのアフターマーケット市場のうち、なんと全体の25%をポータブル機が占めるという。

PAS社の九州開発センター・第一開発チーム、平川隆幸・チームリーダーは「ポータブルDVDナビについては市場全体で25%のシェアがありますが、その25%を弊社の昨年モデルである『デルNavi』と三洋電機さん『ゴリラ』が半々で分け合っている状態です。ですからポータブル機のみで言うならば、我々のライバルは三洋さんということになりますね」

「DS100を市場投入することによってシェアを変えていくことが最終的な狙いでもあります。ただし、両社の商品が売れている場所は全く違うので店頭で競合するわけではありません。ですから弊社のシェアを伸ばすなら、いかに女性など広範囲に訴求してゆくかに掛かっているでしょう」と説明する。

三洋電機ゴリラの場合、テレビ通販の割合が比較的高かったようだ。「取り外して家庭内に持ち込み、DVDビデオを見られる」という、ポータブルならではの部分がキラーになったのだろう。

これに対してパナソニックのポータブルナビはカー用品店などの量販店が主たる販路となり、客層としては男性の比率が比較的高い。

ポータブル機全体でみると20〜50歳代の幅広い年齢層に受け入れられているが、昨年実績で言えばその中でボリュームゾーンは40〜50歳代。主婦が通販で『ゴリラ』を、男性は量販店で『デルNavi』を買うといった感じになっていたようだ。

「DS100はカラーバリエーションも3色設定しましたし、電源アダプタなどに関してもコンパクト。DVD再生に対応し、SDカードとの連携もできます。DV150/250のストラーダ上位機種との関係で機能と価格のバランスを絶妙なものとしてあるので、安くて高性能という部分をアピールできれば今までと違った層も吸収できるかもしれません」と平川チームリーダー。

ポータブル機はもちろん、アフターマーケット市場からの要求自体が実売20万円以下のローエンドモデルに注目が集まる現状を考えれば、DS100のように「基本機能を満たし、上位モデルに匹敵する機能を持った安価なポータブルナビ」というのは十分なアピールポイントになるだろう。

ポータブル市場での台風の目になるか、注目が集まる。

《石田真一》

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