【パナソニック・ストラーダ春夏製品】ストラーダの象徴、ひっそりと消える

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これまでにラインナップされていたストラーダシリーズのカーナビは3機種あるが、その全モデルにタッチパネルインターフェイスと前面ハードウェアキーが採用されてきた。

特に「現在地」、「行き先」、「戻る」という三つのキーの存在は、それがそのまま「ストラーダの使い勝手の良さ」を表現してきたように思う。

ところが今回発表された『CN-HS400D』と、6月に発売を予定しているストラーダのハイエンドモデルとなる『CN-HDS900』シリーズではタッチパネルインターフェイスが採用されているものの、前面ハードウェアキーについては数が減り、「現在地」、「行き先」の二つだけになった。「戻る」は画面上に表示されるソフトウェアキーが代わりを果たす。

キーがひとつ無くなっただけなのだが、これが実に不便。これまでは操作を間違ったとしても、「戻るキー」を押しさえすれば、いつでも一つ前の段階へ戻れるという安心感があった。ハードキーなのでボタンの位置を覚えてしまえば、本体を直視せずとも操作ができた。

ソフトウェアキーでも大差が無いように思えるのだが、操作性という面では一歩後退したように思う。一瞬は画面を見なくてはボタンの位置が確認できず、押してから多少のタイムラグもある。これがどうもしっくりとこない。

些細なものかもしれないが、無くなって初めてその便利さや存在の大きさに気がつくものがある。だからこそ複数の会場説明員に「どうしてあんなに便利だった戻るキーを廃止したのですか?」と聞いてみたのだが、誰に聞いても明確な答えが返ってこない。

散々聞きまわった結果、たどりついたのは「フロントデザインを重視したからでしょう」というものだった。だが、これにも疑問は残る。

HS400の場合、正面左側にはモード切り替えや音量調節など三つのキーが配置されている。右側にはナビコントロール用の二つのキーが並ぶが、左右非対称レイアウトとなっているので、見た目のバランスがちょっと悪い。

右側にはSDカードを挿入した際、青いイルミネーションで“SD”のロゴを照らし出すランプがある。本来、この位置にもう一つのボタンがあれば、左右対称のデザインとなるし、見た目もスッキリすると思う。

《石田真一》

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