【インプレ'04】下野康史 スズキ『ワゴンR』 ますます『リーン』なクルマになった

試乗記 国産車
【インプレ'04】下野康史 スズキ『ワゴンR』 ますます『リーン』なクルマになった
  • 【インプレ'04】下野康史 スズキ『ワゴンR』 ますます『リーン』なクルマになった

軽の主流を占める背高ワゴンは、初代ワゴンRがつくったフォーマットである。米国ミニバンの元祖がクライスラー・ボイジャーなら、日本サイズの文字通りのミニバンが93年のワゴンRだった。

その路線で様々な軽が出るうちに、本家の競争力が次第に弱くなってきた。3代目ではどうするのだろうと期待していたら、コレである。

一転、直線主体のスクエアデザインに変わったが、タントのような思いきりのよさはない。旧型よりむしろ古く見える。オーバークォリティを排した“リーン”なクルマづくりは健在。ますます儲かるクルマにはなったのかもしれないが。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★☆
インテリア/居住性:★★★☆☆
パワー&フットワーク:★★★☆☆
装備内容:★★★☆☆
オススメ度:★★★☆☆

下野康史|モータージャーナリスト
自動車専門誌の編集部を経て、モータージャーナリストに転身。現在はクルマ雑誌を始め、週刊誌のコラムなど幅広く執筆活動を行っている。親しみやすい文体のなかに見える、鋭い着眼点や独特の語り口にファンは多い。

《下野康史》

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