国土交通省道路局は2日から1月10日までのETCの普及と利用状況の速報を発表した。
ETCの利用状況は、2−8日の6日間の統計。それによると、1日の平均利用台数は全国が約83万4600台、日本道路公団60万2000台、首都高速道路公団16万4200台、阪神高速道路公団6万7700台となっている。比率からすると、全国平均が12.5%、日本道路公団が12.3%、首都高速道路公団15.9%、阪神高速道路公団が9.1%。
2002年12月に全国展開を始めたときは全国で約5万台(0.9%)だったのが、2年目で約83万台(12.3%)と、約17倍に増加した。これを早い展開とみるべきか否か意見が分かれるところだろう。休日などに発生する料金所渋滞の解消には程遠いのは確かだ。
普及については、12月末で約210万台だったのが10日あまりで5万台も増加している。あと2カ月半ほどで高額ハイウェイカードが利用できなくなるが、そのときもETCの普及が伸びると予想される。