ヨーロッパにおいて日産車の販売台数は、2003年にすでに50万台に達したとみられている。対前年比で、6%台の高い伸び率を示したことになる。これは、イギリスで現地生産している『マイクラ』(日本名『マーチ』)と、スペインで生産している商用車『プリマスター』の販売が好調なためである。2004年も、この2車種を中心に台数増が期待される。また、2003年度中に発表された10車種も欧州での販売増に貢献するだろう。また、2005年の販売をめざして、収納式ハードトップを備えた『マイクラ』の「クーペ・カブリオレ」の量産化プロジェクトも進められている。日産は、英サンダーランド工場での生産を予定しており、9500万ポンド(180億円)を投資する。また、イギリス政府からの326万ポンド(6億円)の補助金が与えられる。同車のデザインは、ロンドンにある日産のデザインセンターが担当するなど、欧州での活動を重視している。さらに、欧州では、日産とルノーは、それぞれ独自のブランドとして、それぞれ販売網を有しているが、今後は、車種の相互供給や販売・サービスの協力も、2004年以降、いっそう進むとみられている。
かつてのマーチ、新型日産『マイクラ』英国発売に、SNSでは「英国は小型車の価値を知ってる」「日本でも売りゃいい」の声 2025年8月14日 日産自動車が、新型コンパクトEV『マイクラ』の受注を9月1日か…