クルマは世界中で作られるが、『マスタング』を作れるのはフォードだけだ、とフォードの北米商品企画グループ担当副社長、フィル・マーテンスは語る。新型となる2005年型マスタングがデトロイトオートショー(デトロイトモーターショー)で披露される。
新型マスタングは新開発のストラクチャーに最新技術を装備する。どこをとっても新型であると同時に、マスタングがマスタングであるための“魂”はすべて込められたという。
マーテンスが“フォード乗用車の魂”と形容するモデルがマスタングであり、過去40年間そうであったように新型も“アメリカのクルマ”であり続ける、とフォードは自負する。
マーテンスはまた、「300HPパワー車の中では最もアフォーダブルで、2万ドル以下の価格で最もエキサイティングな後輪駆動車だ」と述べている。なお「コブラ」などの特別仕様を除いて、マスタングが300HPを超えるのは初めてのこと。
エンジンは4.6リットルV8・MOD・24バルブMOD(300HP、「GT」仕様)と4.0リットルV6・SOHC(200HP)の2機種を設定。いずれも04年型からは交代となる。