トヨタ、新モデルのLCA表示を本格化

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トヨタ、新モデルのLCA表示を本格化
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トヨタ自動車は、環境対応の一環としてLCA(ライフサイクルアセスメント)による環境負荷評価の導入を推進しているが、22日に発売した新型『クラウン』のカタログにも掲載した。今年9月以降発売の新モデルでは『プリウス』『シエンタ』に次ぐ掲載となる。

LCAは素材や部品を含む製造段階から使用(走行)、廃棄に至るまでのすべての段階で環境負荷を計量するもの。トヨタは、NOx(窒素酸化物)やCO2(二酸化炭素)など5物質について、従来型の同等モデルとの指数比較をグラフ化し、カタログに掲載している。

トヨタはLCAの支援システムである「Eco-VAS」を構築中であり、05年からは開発する全てのモデルでLCAでの負荷低減目標を設定する計画。現状では負荷の状況を従来型モデルと比較するにとどまっているが、05年からは開発チーフが目標を定めて低減することになる。

《池原照雄》

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