12代目となるトヨタ自動車の新型『クラウン』は、「静から躍動への変革」が開発テーマだが、技術担当の齋藤明彦副社長は日本的の伝統的な造形や精神を反映する「Jファクター」を意識したデザインの第1弾と強調している。
例えば、サイドビューは「書の勢い」をモチーフにしたデザインで、気品や躍動感を表現したといった具合だ。インテリアでは「おもてなしの空間という感覚が伝わって来ませんか?」と、アピールすることしきり。
新型車はプラットフォーム、エンジン、足回りとすべて刷新したが、欧州メーカーに対抗する新しいデザインコンセプトにも注目をと売り込んでいる。