気になるニュース・気になる内幕——今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。
2003年12月22日付
●バグダッド、ガソリン不足/給油に6時間(読売・7面)
●白馬でスキーバス炎上、走行中に煙、乗客ら無事(読売・31面)
●自転車こぐとタイヤに空気、大阪の中小企業、新部品開発(朝日・1面)
●産廃、GPSで追う、作業の流れデジカメ撮影、トラック走行経路を記録(朝日・19面)
●高速料別納組合、「トウキュウサービス」総代会開かず虚偽報告(朝日・31面)
●車立ち往生、遮断機上げようとしたが、電車と衝突、男性死亡(朝日・31面)
●道路国家、改革の裏側、国交省、主導権奪う、赤字の高速道、税金で建設、「改革」便乗公団方式に風穴(毎日・1面)
●ETCレーンなのに人が……係員死亡、運転手を逮捕、東北料金所、業過傷害容疑(毎日・27面)
●駐車待ち、突然バック、道玄坂、歩道の女性ら3人けが(産経・27面)
●日本車生産、海外主力に、2005年にも国産抜く、米・中国伸び1000万台(日経・1面)
ひとくちコメント
社会面をにぎわす自動車関連の事故が後を絶たないが、きょうの各紙にも業務上過失傷害による死亡事故などが大きく取り上げられている。
さいたま市大門の東北自動車道の浦和本線料金所では、ノンストップETC(自動料金収受システム)専用レーンを横切ろうとした料金所係員が、レーンに進入してきた10トントラックにひかれ、頭などを強く打ち間もなく死亡した。
調べでは、係員が別のETC専用レーンのバーが上がらなくなったため、レーンに入っていたトラックを誘導。その際、現場のレーンを横切ろうとしてトラックにひかれたという。トラック運転手は「ブレーキを踏むのが遅れた」と供述しているが、日本道路公団は、ETCレーンでは20km/h以下の低速走行を指導している。
このほか、77歳の男性が踏切で立ち往生、遮断機を上げているうちに電車にはねられ死亡。都内の道玄坂では、駐車待ちでサイドブレーキをかけ忘れたワゴン車が突然バック、通行人をはね飛ばした。いずれの事故も、ドライバーのちょっとした不注意が原因とみられる。