【大阪モーターショー】ホンダ『インターナビ』はバリューforマネー

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大阪モーターショー(5日−8日、インテックス大阪)に、純正カーナビによるテレマティクスサービスを手掛けるトヨタ、日産、ホンダの3社は、いずれも市販モデルに搭載されている実機や、開発中のコンセプトモデルを持ち込んでいた。

その中でも関西人のハートをギュッと握ったのは間違いなくホンダだ。ホンダは新型『オデッセイ』に装備された最新タイプのインターナビ・プレミアムクラブ対応機をデモンストレーションに使用していた。

東京ショー以後、完全無料が最大の特長であり、売り文句となった感のあるインターナビだが、デモンストレーションの進行自体は東京ショーと全く同じものを使っていた。つまり、ビデオ映像や、その中で使われる地図画面が幕張メッセ周辺をメインとしたものだ。

実はこれ自体は観客に評判が悪かった。「幕張メッセ!? そんなんええからインテックス大阪から梅田駅で案内してや」というリクエストが飛び交うも、プロモーションビデオの内容を変えることはもちろんできない。

実機を使ったデモでは大阪市中心部の地図を出し、フローティングカーシステムで収集した道路の混雑状況を表示していた。

ここで初めて「便利や」という声が聞こえるようになったが、それを後押ししたのは「すごいでしょう、そしてこれサービス自体はタダなんですよ」という説明員の声。脚色でも何でもなく、この瞬間にその場の雰囲気は一変した。

「市販HDDナビとナビ本体の価格は同じ程度です。だけど地図更新が無料でできます。VICS情報も携帯のデータ通信料以外に必要ありません」と説明を続ける度に観客が増える。中には携帯電話機の計算機能を使い、近くのナビメーカーのブースから持ってきたパンフレット片手に計算をを始める人も。

現状ではインターナビ・プレミアムクラブのフルサービスを享受できるクルマはオデッセイしかないのだが、場内には「可能な限りやすい値段で後付タイプも設定して」という声や、「これ、他のメーカーのクルマには付けられんの?」といった質問も多かった。

どうやらインターナビが「バリューforマネー」に優れていると評価されたようだが、ナビ本来の機能より、費用対効果を重視するのが大阪らしいといえるかも。

《石田真一》

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